ちょっとした工夫を取り入れてみませんか

「その人らしい心に残るお葬儀」
こう言われると戸惑われる方が多いようです。芸能人や著名人でもない自分の葬儀で、その人らしさを出せと言われても……と仰る方も実際におられました。

確かに亡くなった俳優などのお葬儀は、会葬者も多く飾りなども立派で、強く印象に残るものが多いと思います。しかし、彼らは自分を表現するというのが仕事ですから、ある意味それは当然の事と言えます。では、芸能人や著名人でなければ、心に残る葬儀は出来ないのでしょうか。

答えは「否」です。
その人らしい、心に残るお葬儀というのは、会葬者の人数や飾りで決まる訳ではありません。ほんのちょっとした事で、お別れに来られた方の心に残るお葬儀にする事は十分可能です。

以前、弊社でお葬儀のお手伝いをさせていただいた方で、こういった方がおられました。
その方は病気で余命いくばくもないということが分かった時に、二通のお手紙をお書きになりました。

一通は、家族へ向けての手紙。
そして、もう一通は、自分の葬儀に来てくれた方への手紙。

ご家族へ向けてのお手紙は拝見する事は叶いませんでしたが、もう一通の手紙は、会葬礼状とは別に、自筆の文面を皆様へのお手紙として素敵な便箋に印刷し封筒に入れてお渡しさせていただきました。

ご自分の言葉、そしてご自分の手で書かれたご挨拶のお手紙には、皆様と出会えて幸せだったという事と、感謝の言葉が綴られていました。このお手紙を読んだ方々は、会葬に来られた皆様の心に強く残るものだったに違いありません。

また、ワインがお好きだったので、会葬御礼品にワインの小瓶をつけた方もいらっしゃいました。会葬に来られた方は、お家に帰ってそのワインを開ける時に、きっと亡くなったその方の事を思い出した事でしょう。

いかがでしょうか。
先に挙げた二つの例は、いずれもちょっとした工夫と心を込めたことで、強く印象に残るお葬儀になった例です。
普段、自分のお葬儀について思いを馳せる機会は少ないとは思いますが、何かの折に「自分のお葬儀ではこういう事をやってみたい」ですとか「こういう事ってお葬儀でやっていいのだろうか」等々、お考えになる機会があったなら、是非そうしんへご相談下さい。